定期預金の金利も上がってきた。それでも国債を選ぶ?
「利率の数字」ではなく「期間込みの実額」で比べる——2026年秋版
✅ 銀行 vs 国債のいまの水準(2026年9月時点の整理)
✅ 使い分けの結論——1年以内は預金・1年以上は国債
✅ キャンペーン定期「3ヶ月だけ年1%」のからくり
先に結論:
- 銀行の金利は上がりましたが、水準は国債(固定5年2.24%・変動10年1.95%)がまだ一段上です(2026年10月発行分)
- 使い分けは1年以内に使うお金=預金/1年以上寝かせるお金=国債が基本(国債は発行後1年は換金不可のため)
- キャンペーン定期は「年1%・ただし3ヶ月だけ」型に注意——100万円で税引後約2,000円と、実額は見た目より小さくなります
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① 銀行の金利も確かに上がっている
- 2026年の利上げ(政策金利1.00%)を受けて、普通預金0.2%前後・キャンペーン定期で1%前後を出す銀行が増えました。ゼロ金利時代(0.001%)からは様変わりです
- それでも個人向け国債は固定5年2.24%・変動10年1.95%(2026年10月発行分)。水準としてはまだ国債側が一段上です
- ただし「常にどちらかが正解」ではありません。以下の使い分けが現実的です
② 使い分けの結論
| お金の性格 | 向く置き場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 生活費・1年以内に使うお金 | 普通預金・定期預金 | 国債は発行後1年間、原則換金できないため |
| 1年以上使わないお金 | 個人向け国債 | 固定5年2.24%は同期間の定期より高い水準。1年経てば元本割れなしで換金可 |
| キャンペーン定期の対象資金 | 条件しだいで定期 | 「3ヶ月だけ年1%」等は満期後に普通預金へ戻る——期間換算の実額で比較を |
③ 見落としがちな「キャンペーン金利のからくり」
- 「定期預金 年1.0%」でも適用が3ヶ月だけなら、100万円で受け取る利息は約2,500円(税引後約2,000円)。年1%のイメージとはかけ離れます
- 固定5年2.24%は5年間ずっと2.24%=税引後で年約17,849円×5年。「利率の数字」ではなく「期間込みの実額」で比べるのが鉄則です
- また預金はペイオフで1,000万円までの保護、国債は発行体が国で上限なし——大きな金額ほど差が効いてきます
よくある質問
Q. 銀行の金利がこのまま国債を追い抜くことはありますか?
短期のキャンペーンでは既に近い水準もありますが、恒常的な金利では国債が先に市場金利を反映する構造です(変動10年は基準金利×0.66で半年ごとに自動追随)。銀行預金の金利改定はそれより遅れる傾向があります。
Q. 定期預金を中途解約して国債に移すべきですか?
定期の中途解約はペナルティが小さい(多くは普通預金金利に戻るだけ)ので、残期間と金利差しだいでは合理的です。ただし移した国債は1年間換金できない点だけ注意してください。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・解約を推奨するものではありません。記載の利率(変動10年1.95%・固定5年2.24%・固定3年1.96%=2026年10月発行分)は募集ごとに見直され、将来の利率・受取額を保証するものではありません。金額はすべて概算です。最新情報は財務省・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。預金金利・キャンペーン条件は金融機関・時期により異なります。
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