【そもそもの話】国債を1万円だけ買ったら、利子はいくら?
「試しに1本」の損得を正直に
- 1万円の変動10年(年1.80%=2026年8月適用)の利子は税引後で年約143円・半年ごとに約72円。正直、缶コーヒー1本分です
- でも少額で購入の流れ・利子の入金・中途換金の練習という「操作と感覚」を本番前に確認できます
- 個人向け国債は1万円単位で購入でき、購入手数料は0円=少額でもコスト面のペナルティはありません
- 試して分かってから金額を上げる、という段階的な入口として現実的です
📚 個人向け国債を扱う主要証券会社
元本保証の個人向け国債(変動10年・現行1.80%)を取り扱う主要証券会社です。口座開設や購入の判断はご自身でご確認ください。
マネックス証券(NTTドコモグループ)
個人向け国債も購入手数料0円・米国債/投信にも強い
岩井コスモ証券
個人向け国債(変動10年・固定5年)を取扱。米国株/外国債券にも対応。
① 1万円の利子は、正直これだけ
まず数字をごまかさずにお伝えします。個人向け国債・変動10年(年1.80%=2026年8月適用。利率は半年ごとに見直し)を1万円だけ買った場合の利子です。
- 税引前:1万円 × 1.80% = 年180円
- 税金:利子には20.315%がかかる(手取りは約79.7%)
- 税引後:180円 × 0.79685 ≒ 年約143円
- 利払いは年2回なので、半年ごとに約72円が入金されます
はい、缶コーヒー1本分です。「1万円で試せば儲かる」という話ではありません。この記事は、その正直な前提の上で「それでも試す意味はあるか」を考えるものです。
② それでも「試しに1本」に価値がある理由
少額の購入で得られるのは、利子よりむしろ「操作と感覚」の確認です。大きな金額を動かす前に、次のことを実体験できます。
- 購入の流れ:口座のどの画面から、どう注文するのか。募集期間や受渡日の感覚がつかめます
- 利払いの入金体験:半年後、実際に利子(約72円)が口座に入るのを見ると、「利子が付く」が実感に変わります
- 残高照会の見方:保有している国債がどの画面に、どう表示されるかを確認できます
- 中途換金の練習:発行1年後から中途換金できます。「途中でやめるとどうなるか」を小さく体験しておくと、大きな金額でも迷いません
100万円を動かす前に1万円で「本番のリハーサル」ができる、と考えると、年143円は体験のコストとしてはむしろプラスです(利子を受け取りながら練習できるので)。
③ 手数料0円だから、少額でもペナルティがない
「少額だと手数料負けするのでは?」という心配は、個人向け国債には当てはまりません。
- 個人向け国債は購入手数料が0円です(どの金融機関でも共通)
- 保有中の管理コストもかかりません
- つまり1万円で買っても100万円で買っても、コスト面の条件は同じ。少額であること自体の損はありません
- 元本は国が保証し、満期には額面がそのまま戻ります(中途換金は直前2回分の利子相当が差し引かれますが、元本割れはしない設計です)
④ 金額別:利子はどれくらい変わる?
同じ変動10年(年1.80%・税引後)で、金額だけを変えた比較です。
| 購入額 | 利子(税引前・年) | 利子(税引後・年) | 半年ごとの受取 |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 180円 | 約143円 | 約72円 |
| 10万円 | 1,800円 | 約1,434円 | 約717円 |
| 100万円 | 18,000円 | 約14,343円 | 約7,172円 |
※ いずれも概算。変動10年の利率は半年ごとに見直されるため、実際の受取額は変わります。ご自身の金額での試算は 日本国債シミュレーター でどうぞ。
利子は金額に正比例します。1万円で確かめた「仕組みと感覚」は、そのまま10万円・100万円でも通用するということです。
⑤ 「試して分かったら上げる」段階的な進め方
無理に増額をおすすめする話ではありません。ただ、慎重派の方の現実的な進み方として、こういう順番があります。
- ステップ1:1万円で購入し、買い方・残高の見え方・利払いの入金を確認する
- ステップ2:半年〜1年、実際に利子が入るのを見て、自分に合うか判断する
- ステップ3:合うと感じたら、当面使わないお金の範囲で金額を検討する。合わないと感じたら、発行1年後以降に中途換金してやめられます
「よく分からないまま大金を入れる」より、「小さく試して納得してから決める」ほうが、後悔しにくい進み方です。預金との比較は 国債 vs 定期預金、金利の基礎は 金利・国債ガイド にまとめています。ネット証券での買い方の流れは マネックス証券で買う手順 も参考になります。
よくある質問
Q. 国債は本当に1万円から買えますか?
はい。個人向け国債は1万円単位で購入でき、購入手数料は0円です。
Q. 1万円だと手数料で損しませんか?
しません。購入手数料は0円で、保有中のコストもかからないため、少額であること自体のペナルティはありません。
Q. 1万円の利子は具体的にいくらですか?
変動10年(年1.80%=2026年8月適用)なら税引前で年180円、税引後で年約143円(半年ごとに約72円)の概算です。利率は半年ごとに見直されます。
Q. 試してみて合わなかったらやめられますか?
発行から1年たてば中途換金できます。直前2回分の利子相当が差し引かれますが、元本割れしない設計です。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。利子の金額はいずれも概算で、変動10年の利率は半年ごとに見直されるため、実際の受取額は変動します。税率・制度は将来変わる可能性があります。最新の利率・条件は財務省・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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