【そもそもの話】持ってる国債、いま何%でいくら?
残高・利率・次の利払日を自分で確かめる方法
- 確認手段は2つ。買った金融機関から届く「取引残高報告書」か、ネットの残高照会画面です
- 個人向け国債は時価評価されないため、残高は常に額面(買った金額)のまま表示されます。増えて見えなくても正常です
- 変動10年の「いまの適用利率」は半年ごとに変わります。自分の回号を控えて財務省サイトの回号別利率一覧で引けば分かります
- 昔は低い利率だった人も、いまは見直しで上がっている可能性があります(参考:変動10年の直近発行分は年1.80%=2026年8月時点)
📚 個人向け国債を扱う主要証券会社
元本保証の個人向け国債(変動10年・現行1.80%)を取り扱う主要証券会社です。口座開設や購入の判断はご自身でご確認ください。
マネックス証券(NTTドコモグループ)
個人向け国債も購入手数料0円・米国債/投信にも強い
岩井コスモ証券
個人向け国債(変動10年・固定5年)を取扱。米国株/外国債券にも対応。
① 確認手段は2つ:郵送の「取引残高報告書」とネットの残高照会
確認先は買った金融機関(証券会社・銀行など)です。手段は2つあります。
- 取引残高報告書:取引金融機関から定期的に郵送(または電子交付)される書類です。捨てずに残っていれば、これが一番手軽です
- ネットの残高照会:口座にログインすれば、「残高照会」「保有商品一覧」などの画面でいつでも見られます
どちらの場合も、見るべき項目は同じです。
| 見る項目 | 分かること |
|---|---|
| 商品名(銘柄名) | 変動10年か・固定5年か・固定3年か。「個人向け国債 変動10年」などと書かれています |
| 回号(第◯◯回) | いつ発行された国債か。いまの適用利率を調べる鍵になる番号です(③で使います) |
| 額面(数量・残高) | あなたの元本。たとえば「1,000,000円」なら元本100万円です |
| 次回利払日・償還日 | 次に利子が入る日と、満期でお金が戻る日(④で解説) |
※ 報告書や画面の様式・項目名は金融機関によって異なります。ここでは一般的な項目を案内しています。見当たらない場合は取引金融機関にお問い合わせください。
② 残高が「増えて見えない」のは仕様です
「何年も持っているのに買ったときの金額のままだ。増えていないのでは?」と感じる人が多いのですが、これは正常です。
- 個人向け国債は市場で時価売買されないため、時価評価されず、残高は常に額面ベースで表示されます
- 投資信託のように日々の値動きで評価額が増減して見えることはありません。それがこの商品の仕様です
- 増えた分(利子)は残高に足されるのではなく、半年ごとに利子として口座へ入金されています。入出金履歴を見ると「国債利金」などの入金が確認できるはずです
つまり「残高が動かない=損も得もしていない」ではなく、元本は額面のまま守られ、利子は別途受け取っているという形です。しくみのおさらいは 金利・国債ガイド でどうぞ。
③ 「いまの適用利率」の調べ方:回号→財務省の一覧
変動10年を持っている人にとって、いちばん知りたいのはここでしょう。変動10年は半年ごとに適用利率が見直され、すでに保有中の債券にもその利率が適用されます。つまり「買ったときの利率」と「いまの利率」は別物です。
- ①で確認した自分の回号(第◯◯回)を控えます
- 財務省の個人向け国債サイトにある回号別の適用利率一覧(金利情報のページ)を開きます
- 自分の回号の行を探すと、現在の適用利率が載っています
- 参考までに、変動10年の直近の利率は年1.80%(2026年8月時点)です。ここ数年で金利は上がってきたため、昔0.5%程度だった人も、いまは見直しで上がっているかもしれません(回号ごとに異なるため、必ずご自身の回号でご確認ください)
- 固定5年・固定3年の人は、買ったときの利率が満期まで変わりません。報告書や画面に記載の利率がそのまま現在の利率です
利率の推移そのものは 個人向け国債の利率推移 で、いまの利率での手取り額は 日本国債シミュレーター で確認できます。
④ 満期日(償還日)と次回利払日もチェック
残高と利率が分かったら、ついでに日付まわりも確認しておきましょう。
- 償還日(満期日):この日に額面どおりの元本が口座に戻ります。あと何年かを把握しておくと、次の置き場所を考える余裕ができます
- 次回利払日:利子は半年ごと。次にいつ・いくら入るかの目安になります
- 利子の入金履歴:過去の入出金明細で「国債利金」などの入金を確認すると、これまで受け取った利子の合計も把握できます
⑤ 確認できたら、次に考えたいこと
「元本◯◯万円・いま何%・満期はいつ」まで分かれば棚卸しは完了です。そのうえで考えたいことが2つ。
- 利子を放置していないか:半年ごとの利子が口座にただ積み上がっているなら、使い道や置き場所を決めるだけでも意味があります
- 買い足すかどうか:いまの利率(変動10年で年1.80%・2026年8月時点)を見て、余裕資金があれば買い足しも選択肢です。手取りの試算は 日本国債シミュレーター で。証券会社での買い方は マネックス証券での個人向け国債の買い方 にまとめています
よくある質問
Q. 取引残高報告書を捨ててしまいました。どうすればいいですか?
取引金融機関のネットの残高照会画面で同じ内容を確認できます。ログイン情報が分からない場合は、金融機関に連絡して再発行の手続きをしましょう。
Q. 残高が買ったときの金額のまま増えていません。損していますか?
損ではありません。個人向け国債は時価評価されず、残高は常に額面で表示される仕様です。利子は半年ごとに別途口座へ入金されています。
Q. 自分の変動10年の「いまの利率」はどこで分かりますか?
報告書や残高照会で回号(第◯◯回)を確認し、財務省サイトの回号別適用利率の一覧で自分の回号を引けば分かります。
Q. 昔の低い利率のままではないのですか?
変動10年なら半年ごとの見直しが保有中の債券にも適用されるため、昔より上がっている可能性があります。固定5年・固定3年は購入時の利率のまま満期まで変わりません。
関連ページ
個人向け日本国債 シミュレーター
変動10年・固定5年・固定3年の手取りを計算。
利率推移個人向け国債の利率推移
変動10年の利率がどう動いてきたかを確認。
買い方マネックス証券での個人向け国債の買い方
口座開設から購入までの手順を画面つきで解説。
基礎ガイド金利・国債ガイド
金利と国債の関係をそもそもからやさしく解説。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。取引残高報告書や残高照会画面の様式・項目名・交付頻度は金融機関によって異なります。利率は半年ごとに見直され、記載の数値(変動10年 年1.80%=2026年8月時点)は今後変わります。ご自身の保有分の正確な情報は、取引金融機関および財務省の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
※ サイトには広告が含まれます。リンク先での購入や口座開設の判断は、必ずご自身でお願いします。