【そもそもの話】NISAで国債は買える?
対象外の理由と賢い使い分け
- NISAは「制度(非課税の箱)」、国債は「商品」。レイヤーが違う=対立でなく組み合わせの関係
- 個人向け国債はNISA対象外。NISAで買えるのは株・投資信託・ETF中心=国債は課税口座で持つのが基本
- 使い分けは、守り(元本保証)=個人向け国債/増やす(リスク資産・非課税)=NISA。両方を持つのが王道
- (参考:個人向け国債 変動10年=年1.74%/国債の利子には20.315%課税/NISAは利益が非課税)
📚 守りの国債を買える証券会社
NISAで増やす一方、守りの土台になる個人向け国債(変動10年・現行1.74%)を扱う主要証券会社です。
マネックス証券(NTTドコモグループ)
個人向け国債も購入手数料0円・米国債/投信にも強い
岩井コスモ証券
個人向け国債(変動10年・固定5年)を取扱。米国株/外国債券にも対応。
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① そもそもNISAは「商品」ではなく「非課税のしくみ」
「NISAと国債、どっちがいい?」と並べて比べたくなりますが、実はそもそも種類が違うものです。
- NISAは「非課税のしくみ(箱)」。その箱の中で買った商品の利益が非課税になる制度です
- 箱の中にはつみたて投資枠(長期・積立向けの投資信託)と成長投資枠(個別株・投資信託・ETFなど)があります
- 一方、国債は箱に入れる「商品」そのもの。お金を国に貸して利子を受け取るしくみです
- つまりNISA=入れ物、国債=中身。レイヤー(階層)が違うので、本来は対立ではなく組み合わせて考えるものです
② 個人向け国債はNISAで買える?→ 基本対象外
ここがいちばん誤解されやすいポイントです。結論は「個人向け国債はNISAの対象外」。
- NISAで買えるのは上場株式・投資信託・ETFなどが中心。個人向け国債はその対象に含まれていません
- そのため国債は課税口座(特定口座・一般口座)で持つのが基本で、利子には20.315%が課税されます
- 「非課税の国債」を作ることはできない、と覚えておけば十分です
国債は「守る」、NISAは「増やす」。役割が違うから両立できる
③ それぞれの役割を整理する
| 項目 | NISA(株・投信・ETF) | 個人向け国債 |
|---|---|---|
| 主な役割 | 増やす | 守る |
| 元本 | 価格変動あり(保証なし) | 元本保証(額面発行・額面償還) |
| 利益への税金 | 非課税 | 利子に20.315%課税 |
| 向いている資金 | 当面使わない余裕資金 | 守りたい・減らしたくない資金 |
どちらが上ということではなく、守りと増やすで役割が分かれているのがポイントです。
④ 使い分け・併用の考え方
「どっちか」ではなく「両方をどう配分するか」で考えると整理しやすくなります。
- まず生活防衛資金・守りの資金は、個人向け国債や預金など元本が動かないもので確保する
- その上で、当面使う予定のない余裕資金を、NISAの非課税枠でコツコツ増やす
- こうすれば、相場が下がっても守りの土台は崩れず、増やす部分は非課税の恩恵を受けられます
- 守り(国債)と増やす(NISA)を同時に持つのが王道。どちらかを選ぶ必要はありません
配分の考え方は 投資ロードマップ で、守りの利回り比較は 国債 vs 定期預金 で確認できます。
⑤ 税金の違い:国債20.315% vs NISA非課税
- 個人向け国債の利子には20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)が課税されます
- NISA口座の中で得た株・投信などの利益(値上がり益・分配金)は非課税=税金が引かれません
- ただし国債をNISAに入れて非課税にすることはできません(対象外のため)
- 「税金面ではNISAが有利」だが、NISAの中身は値動きする商品=元本保証ではない点に注意
国債の手取り(税引き後)は 個人向け日本国債シミュレーター で試算できます。
よくある質問
Q. 国債はNISAで買えますか?
個人向け国債はNISAの対象外です。NISAで買えるのは上場株式・投資信託・ETFなどです。
Q. NISAと国債どっちがいいですか?
役割が違います。増やすならNISA、元本保証で守るなら個人向け国債です。
Q. NISAと国債は併用すべきですか?
守り(国債)と増やす(NISA)で役割が分かれるため、併用が王道です。
Q. 国債の利子は非課税にできますか?
できません。個人向け国債はNISA対象外で、利子には20.315%が課税されます。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。税制・制度・金利の条件は変動し、個別の状況により取り扱いが異なる場合があります。最新情報は金融庁・日本銀行・財務省・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。