米国債を満期まで持ったら円でいくら?
償還時の受取額と為替の関係(出口の実務)

✅ 満期には何が・いくら戻るのか(額面・ドル建て)
✅ 円での受取額は償還時の為替次第(3パターン例)
✅ 保有中の利子と税金のきほん
先に結論:

📚 米国債を扱う主要証券会社

米国債(外国債券)を取り扱う主要証券会社です。取扱銘柄や為替手数料は各社で異なるため、口座開設や購入の判断はご自身でご確認ください。

マネックス証券(NTTドコモグループ)

米国債・外国債券の取扱いに強い。米国株/投信もまとめて管理できる

公式サイト

岩井コスモ証券

米国株/外国債券に対応。米国債の取扱状況は公式サイトで確認を。

公式サイト

① 満期に何が戻る?=「額面」がドル建てで戻る

米国債(米国財務省が発行する債券)は、満期を迎えると額面(がくめん)どおりの金額がドル建てで償還されます。

② 円でいくらになるかは「償還時の為替」次第

償還された$10,000を円に戻すとき、受取額はその時点の為替レートで決まります。2026年7月に161円台(約39年ぶりの円安圏)をつけたドル円は、9月には153円台まで円高に振れました。数ヶ月でこれだけ動くのですから、満期を迎える数年後・十数年後のレートは誰にも分かりません。

償還時のドル円レート$10,000の円換算受取額161円との差
1ドル=161円(2026年7月の水準)161万円
1ドル=150円(円高に振れた場合)150万円−11万円
1ドル=140円(さらに円高の場合)140万円−21万円

※ 税金・手数料を考慮しない単純計算。レートは例示であり、将来の為替を予想するものではありません。

満期償還の流れ:ドルで戻り、円換算は為替次第 購入 利子は半年ごとにドルで受取 満期償還 額面 $10,000 円換算は償還時の為替次第 161円→161万円/140円→140万円 ※ 為替レートは例示。将来のレートは誰にも分かりません
ドル建ての償還額は額面で確定している一方、円での受取額は最後(償還時)まで確定しないのがポイント

③ 保有中の利子:半年ごとにドルで受け取る

利付債タイプの米国債は、満期を待つ間も半年ごとに利子がドルで支払われます

④ 税金の概要:利子・差益に20.315%

日本居住者が米国債を持つ場合の税金は、ざっくり次のとおりです(概要のみ)。

対象課税の概要
半年ごとの利子20.315%の課税
途中売却の譲渡益・償還差益20.315%の課税(為替の影響を含む差益が対象になり得ます)

口座区分(特定口座か否か)や損益通算など、実際の取扱いは条件で変わります。詳細は税理士や取扱金融機関にご確認ください

⑤ 満期まで持つ人の心構え

最後に、「満期まで持ち切る」前提の人が押さえておきたい考え方です。

自分の条件(額面・利回り・年数・想定レート)での受取額は、米国債シミュレーター で具体的に試算できます。

よくある質問

Q. 満期前に売ったらどうなりますか?

満期前の売却はその時点の市場価格で行われます。額面で戻るのは満期まで持った場合だけで、途中売却では値下がりして額面を下回ることもあります。

Q. 償還金は円とドル、どちらで受け取るのですか?

米国債の償還はドル建てで行われ、多くの証券会社ではいったん外貨(ドル)として口座に入ります。円に替えるタイミングの取扱いは証券会社により異なるため、事前にご確認ください。

Q. 円高になったら損をしますか?

円に戻す時点で購入時より円高になっていれば、為替差損で円ベースの受取額が減る可能性があります。将来の為替は予想できないため、金額や時期を分けるなどの対応が一般論としてよく挙げられます。

Q. 税金はどうなりますか?

日本居住者の場合、利子・譲渡益・償還差益に20.315%の課税が概要です。詳細は税理士や取扱金融機関にご確認ください。

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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。為替レート・金利・利回りは変動し、将来の水準を予想・保証するものではありません。記載の数値は参考値です(ドル円161円台は2026年7月・米10年債利回り4.78%は2026年9月4日時点)。税金の取扱いは個々の条件で異なるため、詳細は税理士や取扱金融機関にご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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