日銀が利上げしたら
個人向け国債・定期預金はどうなる?
【いつ決まる? 仕組みからやさしく解説】
- 政策金利は日銀の「金融政策決定会合」(年8回)で決まる
- 次回は 2026年6月15〜16日(結果は6/16のお昼ごろ公表)
- 利上げ後、個人向け国債 変動10年は半年ごとの見直しで上昇に追随
- 定期預金も銀行が順次引き上げ(時期・幅は銀行ごと)
- 一方、すでに預けた固定金利の定期や固定型国債は満期まで変わらない
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① 政策金利はいつ・どこで決まる?
政策金利を決めるのは、日本銀行の「金融政策決定会合」です。年8回、2日間かけて開催され、結果は会合最終日のお昼ごろに公表されます。
- 2026年6月会合:6月15日(月)〜16日(火)
- 2026年7月会合:7月30日(木)〜31日(金)
現在の政策金利は0.75%(2025年12月に0.50%→0.75%へ引き上げ)。その後は3会合連続で据え置きですが、市場では6月会合での追加利上げ(0.75%→1.00%)の観測が強まっています(9人の政策委員のうち3人が利上げを主張)。
② なぜ政策金利が「国債の金利」に関係する?
ポイントは金利が「ドミノ倒し」で伝わることです。
政策金利(短期)↑ → 市場金利・長期金利(10年国債利回り)↑ → 個人向け国債の基準金利↑
個人向け国債変動10年の利率は「10年国債の実勢利回り(基準金利)× 0.66」で決まります。固定5年・固定3年も基準金利からスプレッドを引いて決まります。
つまり日銀が利上げ姿勢を強めると長期金利が上がり、個人向け国債の利率も上がっていくという関係です。
③ なぜ「定期預金」にも関係する?
銀行はお金を、日銀当座預金や短期市場で運用・調達しています。政策金利が上がると銀行の運用利回りが上がり、預金金利を引き上げる余地が生まれます。
実際、2025年12月の利上げ以降、大手・ネット銀行が相次いで定期・普通預金の金利を引き上げています(2026年5月時点で1年もの定期は最高1.45%の銀行も)。ただし引き上げの時期・幅は銀行ごとにバラバラで、横並びではありません。
④ 利上げしたら、それぞれどうなる?
| 商品 | 日銀が利上げしたときの動き |
|---|---|
| 個人向け国債 変動10年 | 半年ごとの見直しで上昇に追随(保有中でも利率が上がる) |
| 個人向け国債 固定5年・3年 | 既発分は満期まで利率固定/翌月以降の新発分は利率が上昇 |
| これから預ける定期預金 | 銀行が順次引き上げ → 新規はより高金利に |
| すでに預けた定期預金(固定) | 満期まで金利は変わらない |
| 普通預金 | 比較的早く引き上げられることが多い |
| (参考)住宅ローン変動 | 短プラ連動で返済額が増える方向 |
⑤ 金利上昇局面での考え方
- 変動10年は金利上昇に強い(見直しで追随)。今後も利上げが続くと見るなら相性が良い
- 固定型・長期の定期で長く金利を固定してしまうと、上昇の恩恵を取りこぼす可能性
- 定期預金は短めの期間で様子を見つつ、引き上げを待つ手も
変動10年の実際の金利推移は 個人向け国債 変動10年 金利推移 で毎月更新しています。
よくある質問
Q. 利上げはいつ決まるのですか?
日銀の金融政策決定会合(年8回)で決まり、会合最終日の昼ごろに即日公表されます。直近では2026年6月15〜16日、7月30〜31日の会合が予定されています。
Q. 利上げされたら、今持っている変動10年はどうなる?
半年ごとの利率見直しで上昇に追随します。元本(額面)は変わらず、受け取る利息が増える方向です。
Q. 固定5年は利上げされると損ですか?
既に買った固定型は満期まで利率が固定なので「損」になるわけではありません。ただし金利上昇局面では翌月以降の新発分のほうが高い利率になり得るため、購入タイミングの差は出ます。
Q. 利上げ後、定期預金はすぐ上がりますか?
銀行ごとに時期・幅が異なります。利上げ後数週間〜かけて順次改定されることが多く、ネット銀行のキャンペーンが先行する傾向があります。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。政策金利の見通しは不確実で、金利・条件は変動します。最新情報は日本銀行・財務省・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。