【そもそもの話】銀行で勧められた社債、国債より利率が高いのはなぜ?
その上乗せ分は「あなたが引き受けるリスクの値段」

✅ 社債と国債は「貸す相手」が違う
✅ 利率の差は信用リスクの値段
✅ 高い利率をどう判断すればいいか
先に結論:

📚 個人向け国債を扱う主要証券会社

元本保証の個人向け国債(変動10年・現行1.87%)を取り扱う主要証券会社です。口座開設や購入の判断はご自身でご確認ください。

マネックス証券(NTTドコモグループ)

個人向け国債も購入手数料0円・米国債/投信にも強い

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岩井コスモ証券

個人向け国債(変動10年・固定5年)を取扱。米国株/外国債券にも対応。

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① そもそも社債とは?——「貸す相手」が違うだけ

社債とは、会社(企業)が発行する債券のことです。債券としての基本のしくみは国債とよく似ています。

銀行や証券会社の窓口で「国債より利率のいい商品がありますよ」と社債を案内されるのは、営業として自然なことです。大事なのは、なぜ利率が高いのかを理解したうえで選ぶことです。

② 利率の差の正体:「信用リスクの値段」

同じくらいの年限なら、社債の利率は国債より高いのが一般的です。これは偶然でもサービスでもなく、理由があります。

社債の利率=国債水準+「リスクの値段」(イメージ) 国債の利率 (土台の水準) 国債 国債と同じ土台 上乗せ分 =信用リスクの値段 社債 上乗せが大きいほど 引き受けるリスクも大きい
社債の利率の構造のイメージ
上乗せ分=信用リスクの値段(具体的な利率は銘柄・時点で異なります)
項目個人向け国債社債(一般的な傾向)
貸す相手会社(企業)
元本国が元本と利子を保証発行企業が破綻すると戻らない可能性
利率変動10年 1.87%・固定5年 2.06%(2026年9月発行分)同年限の国債より高いのが一般的(=リスクの対価)
預金保険対象外(ただし国の保証あり)対象外
中途換金発行1年後から元本割れせず換金可市場価格しだいで元本割れの可能性

③ もし会社が破綻したら?——一般論として

社債を考えるうえで、いちばん先に押さえておきたいのがここです。

これは社債が悪い商品だという話ではありません。「高い利率は、この可能性を引き受けることとセット」という商品の性質の話です。

④ 「利率が高い=良い商品」ではなく「対価」と読む

ここまでを一つの原則にまとめると、こうなります。

金利と債券の関係のそもそもは 金利・国債ガイド でまとめています。

⑤ 判断の順番:土台をつくってから、上乗せを考える

退職金などまとまったお金の置き場所を考えるなら、順番で整理するのが実用的です。

資産全体の組み立て方は 投資ロードマップ、そもそも国債の安全性の考え方は 日本国債は借金1300兆円でも大丈夫? をどうぞ。

よくある質問

Q. 社債は預金保険(ペイオフ)の対象ですか?

いいえ、対象外です。銀行の窓口で購入しても預金とは守られ方が異なり、発行企業が破綻すると元本が戻らない可能性があります。

Q. 社債の利率が国債より高いのはなぜですか?

会社は倒産する可能性がゼロではないため、その信用リスクを引き受けてもらう対価として国債より高い利率を付けるのが一般的だからです。

Q. 発行した会社が倒産したら社債はどうなりますか?

弁済の順位では株主より先に扱われますが、元本の全部または一部が戻らない可能性があります。過去には債務不履行の事例もあります。

Q. 社債は買わないほうがいいのですか?

一概には言えません。リスクの対価として利率を受け取る商品なので、性質を理解したうえで余裕資金の一部で検討するのは選択肢の一つです。土台は元本保証の個人向け国債や預金で固める整理が考えやすいです。

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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。社債の利率・条件・信用力は銘柄や時点により大きく異なり、記載は一般的な傾向の説明です。個人向け国債の利率(変動10年1.87%・固定5年2.06%)は2026年9月発行分のもので、今後変動します。最新情報は財務省・各金融機関の公式サイトや目論見書等でご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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