利子だけで月1万円もらうには、国債をいくら買えばいい?
「月◯円」から必要元本を逆算【逆算表つき】
- 変動10年(年1.87%・2026年9月発行分)の利子だけで月1万円(税引後)を得るには、約805万円が目安です
- 逆算式は 必要元本 ≒ 年間の手取り目標 ÷(1.87% × 0.79685)(0.79685=税引後の手取り係数)
- 利払いは実際には年2回(半年ごと)。「月あたりに均すと1万円」という意味です
- 利率は半年ごとに見直しされるため、この金額はあくまで概算。利率が上がれば必要元本は減り、下がれば増えます(最低0.05%は保証)
📚 個人向け国債を扱う主要証券会社
個人向け国債(変動10年・現行1.87%)を取り扱う主要証券会社です。口座開設や購入の判断はご自身でご確認ください。
マネックス証券(NTTドコモグループ)
個人向け国債も購入手数料0円・米国債/投信にも強い
岩井コスモ証券
個人向け国債(変動10年・固定5年)を取扱。米国株/外国債券にも対応。
① 「月◯円ほしい」から逆算する考え方
「年金の足しに、利子だけで毎月◯円ほしい」——この目標から必要な元本を求めるには、順番を逆にして計算します。
- 利子には20.315%の税金がかかるので、手取りは利子の約79.7%(係数0.79685)です
- つまり元本100万円・年1.87%なら、手取りは 100万円 × 1.87% × 0.79685 ≒ 年14,901円(月あたり約1,242円)
- これを逆から見ると、次の式になります
たとえば月1万円(=年12万円・税引後)なら、
12万円 ÷ 0.0138652 ≒ 865.5万円 → 約805万円(購入単位は1万円刻み)となります。
② 逆算表:月3千円〜月3万円ならいくら必要?
同じ式で、目標額ごとの必要元本を一覧にしました。いずれも変動10年・年1.87%が続いた場合の概算で、利率が変われば金額も変わります。
| 月あたりの手取り目標 | 年間の手取り | 必要元本の目安 |
|---|---|---|
| 月3,000円 | 36,000円 | 約242万円 |
| 月5,000円 | 60,000円 | 約403万円 |
| 月1万円 | 120,000円 | 約805万円 |
| 月2万円 | 240,000円 | 約1,611万円 |
| 月3万円 | 360,000円 | 約2,416万円 |
※ 概算です。利率の変動で必要元本は変わります
ご自身の金額でぴったり計算したい方は、日本国債シミュレーター で元本を入れると税引後の受取額をすぐ確認できます。
③ 注意:利払いは「年2回」・利率は半年ごとに変わる
ここまで「月◯円」と表現してきましたが、正確に理解しておきたい点が2つあります。
- 利子は毎月ではなく年2回:個人向け国債の利払いは半年ごと(年2回)です。月1万円なら「半年ごとに約6万円を受け取り、月あたりに均すと1万円」というイメージです
- 利率は半年ごとに見直し:変動10年の利率は基準金利×0.66で決まり、半年ごとに変わります。今の1.87%がずっと続くとは限りません
- 利率が上がれば同じ元本で受取額が増える(=必要元本は減る)、下がれば受取額は減ります(=必要元本は増える)。ただし最低0.05%は保証されています
| もし利率が… | 月1万円に必要な元本の目安 |
|---|---|
| 年1.00%に下がったら | 約1,506万円(必要元本は増える) |
| 年1.87%(現行) | 約805万円 |
| 年2.00%に上がったら | 約753万円(必要元本は減る) |
※ 利率のこれまでの推移は 個人向け国債の利率推移 で確認できます。
④ 元本の現実解:一括で用意しなくていい
「805万円」と聞くと身構えますが、一度に全額を買う必要はありません。
- 個人向け国債は毎月発行・1万円から購入可。ボーナスや満期になった定期預金から段階的に買い足していくやり方が現実的です
- たとえば「今年はまず200万円→月あたり約2,300円」からはじめ、数年かけて目標に近づける形でも遅くありません
- 生活防衛資金(生活費の半年〜1年分)は必ず預金に残すのが先です。国債は発行1年間は換金できません(1年経過後は元本割れせず中途換金可。直前2回分の利子相当が差し引かれます)
- どこで買うか迷う場合は、銀行と証券会社の違いを マネックス証券での個人向け国債の買い方 にまとめています。預金との使い分けは 国債 vs 定期預金 をどうぞ
⑤ 「取り崩し」との違い:元本が丸ごと残る
同じ「月1万円」でも、預金を取り崩すのと利子で受け取るのは意味が違います。
- 取り崩し:805万円を毎月1万円ずつ使うと約67年もちますが、元本は確実に減っていきます
- 利子で受け取る:個人向け国債は元本保証(額面で償還)なので、利子を受け取り続けても元本805万円はそのまま残り、満期には全額戻ってきます
- 「元本を減らさずに毎月の足しをつくる」のがこの方法の核です。ただし物価が大きく上がるとお金の実質的な価値は目減りし得る点は理解しておきましょう
金利や国債のしくみをそもそもから知りたい方は 金利・国債ガイド もあわせてどうぞ。
よくある質問
Q. 利子だけで月1万円もらうには、結局いくら必要ですか?
変動10年(年1.87%・2026年9月発行分)なら約805万円が目安です。税引後・概算で、利率が変われば必要元本も変わります。
Q. 利子は毎月もらえるのですか?
いいえ。利払いは年2回(半年ごと)です。「月1万円」は半年ごとの受取額を月あたりに均した表現です。
Q. 利率が下がったら受取額はどうなりますか?
変動10年は半年ごとに利率が見直されるため、受取額も変わります。ただし最低0.05%は保証され、元本は額面で守られます。
Q. 一括で買わないとだめですか?
いいえ。毎月発行・1万円から購入できるので、ボーナスごとなど段階的に買い足せます。生活防衛資金を預金に残すのが先です。
関連ページ
個人向け日本国債 シミュレーター
自分の金額で税引後の利子をすぐ計算。
利率推移個人向け国債の利率推移
変動10年の利率がどう動いてきたかを確認。
比較国債 vs 定期預金
元本保証どうし、利率と使い分けをフラットに比較。
基礎ガイド金利・国債ガイド
金利と国債の関係をそもそもからやさしく解説。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。本文の必要元本はすべて「変動10年・年1.87%(2026年9月発行分)・税率20.315%が続いた場合」の概算であり、利率は半年ごとに見直されるため実際の受取額・必要元本は変動します。将来の利率を保証するものではありません。最新の利率・条件は財務省・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
※ サイトには広告が含まれます。リンク先での購入や口座開設の判断は、必ずご自身でお願いします。