冬のボーナス+年末調整の還付金、合わせて国債に回すといくら増える?
「眠らせたまま年越し」をやめる仕分け術
📅 公開:2026/10/24 / 利率は2026年11月発行分(変動10年2.05%・固定5年2.39%・固定3年2.07%)、政策金利は1.25%(2026年9月18日の日銀会合で引き上げ)で記載しています。
- 12月はボーナスと年末調整の還付金が同じ月に重なって入りやすい月です(還付は12月の給与と一緒に受け取る人が多い・会社によります)
- 合わせて100万円を個人向け国債・変動10年(年2.05%=2026年11月発行分)に回すと、税引後で半年後に約8,167円・1年で約16,335円の利子が目安です(概算)
- 大事なのは全額ではなく、「使う分・取っておく分・眠らせている分」に仕分けて、眠らせている分だけを回すこと
- ネット証券なら申込はネットで完結。年末年始でも窓口の営業時間を気にする必要はありません
- ただし変動10年の利率は半年ごとに見直されるため、金額はすべて目安です
📚 個人向け国債を扱う主要証券会社
元本保証の個人向け国債(変動10年・現行2.05%)を取り扱う主要証券会社です。口座開設や購入の判断はご自身でご確認ください。
マネックス証券(NTTドコモグループ)
個人向け国債も購入手数料0円・米国債/投信にも強い
岩井コスモ証券
個人向け国債(変動10年・固定5年)を取扱。米国株/外国債券にも対応。
① 12月は「二重の入金」がある特別な月
12月の口座残高が普段より大きく増えるのには、理由があります。2つのまとまったお金が同じ月に重なって入るからです。
- 冬のボーナス:多くの会社で12月に支給されます
- 年末調整の還付金:払いすぎた所得税が戻るお金で、12月の給与に上乗せして受け取る人が多いとされます(時期や方法は会社によります)
- 結果として12月は、「使い道の決まっていないお金」が最も口座にたまりやすい月です
- 何もしなければそのお金は普通預金のまま年を越し、物価が上がるなかで実質的な価値が少しずつ目減りしていきます
日銀の政策金利は1.25%まで上がり、個人向け国債・変動10年の利率も年2.05%(2026年11月発行分)になりました。金利の流れは 個人向け国債の利率推移 で解説しています。
② 年末の資金整理:「使う・取っておく・眠らせている」に仕分ける
「全部国債へ」ではありません。まず12月に入ったお金と口座の残高を、3つに仕分けるところから始めます。
| 仕分け | 中身の例 | 置き場所 |
|---|---|---|
| 使う分 | 年末年始の出費・帰省・旅行・数か月以内の支払い | 普通預金のまま |
| 取っておく分 | 生活防衛資金(生活費の数か月〜1年分程度)・急な出費への備え | すぐ引き出せる預金 |
| 眠らせている分 | 上の2つを除いた、当面使う予定のないお金 | 金利の付く置き場所(個人向け国債など)を検討 |
- 個人向け国債は発行から1年間は中途換金できないため、「使う分」「取っておく分」まで入れないことが大切です
- 「眠らせている分」は最低1万円から1万円単位で調整でき、購入手数料は0円です
③ 50万・100万・200万円を回したらいくら?(税引後・概算)
個人向け国債・変動10年の現在の利率は年2.05%(2026年11月発行分)。利子には20.315%の税金がかかるため、税引後の年間利子は「元本×2.05%×0.79685」で計算します。利子は半年ごとの支払いなので、初回(半年後)は年額の半分です。
| 国債に回す金額 | 半年後(初回利子) | 1年間の利子 | 10年間の利子累計 |
|---|---|---|---|
| 50万円 | 約4,083円 | 約8,167円 | 約8.2万円 |
| 100万円 | 約8,167円 | 約16,335円 | 約16.3万円 |
| 200万円 | 約16,335円 | 約32,670円 | 約32.7万円 |
※ すべて税引後の概算(元本×2.05%×0.79685で当サイト試算)。変動10年の利率は半年ごとに見直されるため、10年累計は「年2.05%が続いた場合」の仮定計算です。実際の受取額は変動し、増えることも減ることもあります。
たとえば「ボーナスから40万円+還付金から10万円」のように、2つの入金の眠らせる分を合算して1本にまとめることもできます。ご自身の金額での試算は 日本国債シミュレーター(トップからも使えます)でどうぞ。
④ 変動10年のしくみをかんたんに
年を越して置くお金の受け皿として変動10年が選ばれるのは、次のしくみだからです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 元本 | 額面で発行・額面で償還=元本保証(国が元本と利子を保証)。市場で売買しないため価格変動もありません |
| 利率 | 基準金利×0.66で半年ごとに見直し=金利が上がる局面では利率も上がりやすい(現行2.05%) |
| 中途換金 | 発行1年後から可能。直前2回分の各利子(税引前)×0.79685が差し引かれるが、元本割れしない設計 |
| 買いやすさ | 最低1万円から・購入手数料0円 |
- 参考:固定5年2.39%・固定3年2.07%。使う時期が決まっているお金なら固定型も選択肢です
- 定期預金との違いは 国債 vs 定期預金、金利の基礎は 金利・国債ガイド にまとめています
⑤ 年末年始でも申込はネットで完結する
「年末は窓口が休みだから、手続きは年明けでいいか」と先送りする必要はありません。
- ネット証券なら、口座があれば申込は画面上で完結します。窓口の営業時間や年末年始の休業を気にする必要がありません
- 個人向け国債は毎月募集されています。各回の募集期間・発行日は財務省や各社のページでご確認ください
- 口座開設には数日かかることがあるため、ボーナスが入る前に口座だけ先に用意しておくとスムーズです
- 具体的な画面の流れは マネックス証券での個人向け国債の買い方 で紹介しています
よくある質問
Q. 年末調整の還付金はいつ受け取れますか?
12月の給与に上乗せして受け取る人が多いとされますが、時期や方法(12月・1月支給、別途振込など)は会社によって異なります。給与明細や勤務先の案内でご確認ください。
Q. 年末年始でも個人向け国債を申し込めますか?
ネット証券なら申込はネットで完結し、窓口の営業時間を気にする必要はありません。ただし各回の募集期間やシステムメンテナンス時間があるため、詳細は各社のサイトでご確認ください。
Q. ボーナスと還付金を合わせて全部入れてもいいですか?
発行から1年間は中途換金できないため、使う分と生活防衛資金は普通預金に残し、眠らせている分だけを回すのが基本です。
Q. 100万円ならどのくらい増えますか?
変動10年(年2.05%)なら、税引後で半年後に約8,167円・1年で約16,335円が目安です(概算)。利率は半年ごとに見直されるため、将来の受取額は変動します。
関連ページ
個人向け日本国債 シミュレーター
変動10年・固定5年・固定3年の手取りを計算。
比較国債 vs 定期預金
元本保証どうし、利率と安全性をフラットに比較。
金利動向個人向け国債の利率推移
変動10年の利率がどう上がってきたかを解説。
基礎ガイド金利・国債ガイド
金利と国債の関係をそもそもからやさしく解説。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。記事中の受取額はすべて概算で、変動10年の利率は半年ごとに見直されるため、将来の受取額を保証するものではありません。年末調整の還付の時期・方法は勤務先により異なります。元本保証は額面の保証であり、物価上昇による実質的な目減りまで保証するものではありません。利率・税制・募集条件などは変動します。最新情報は財務省・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
※ サイトには広告が含まれます。リンク先での購入や口座開設の判断は、必ずご自身でお願いします。