【2026年9,10月】国債に関わる重要イベント一覧
日銀会合・展望レポート・FOMCで利率はどう動く?
- 最重要は10/29-30の日銀金融政策決定会合。年4回だけの展望レポートが出る回で、基本的見解は10/30公表です
- 9/17-18の日銀会合は展望レポートのない回。米FOMCは9/15-16と10/27-28にあります
- 個人向け国債は元本保証で途中で値下がりしない商品。変動10年(現行年1.95%)は半年ごとに利率が見直されるため、金利動向に追随します
- ただし金利の予想を断定することはできません。この記事は「いつ・何を見ればいいか」の整理です
📅 2026年9月・10月の国債関連イベントカレンダー
★の10月末の日銀会合が今秋の山場です。
| 日付 | イベント | 個人向け国債への波及(一言) |
|---|---|---|
| 9月中旬 | 米CPIなど主要経済指標 | FOMCの判断材料に。発表日は「中旬」と幅を持って確認を |
| 9/15-16 | 米FOMC | 米金利の方向が決まる。ドル円→輸入物価経由で日銀の材料にも |
| 9/17-18 | 日銀金融政策決定会合 (展望レポートなしの回) | 政策金利(現行1.00%)を判断。動けば変動10年の次の利率に波及しうる |
| 9/21 | 敬老の日(市場休場) | 相場イベントではないが、シニア世代の資産の話題が増える時期 |
| 10/27-28 | 米FOMC | 日銀会合の直前に開催。結果は翌日からの日銀会合の空気にも影響しえます |
| 10/29-30 | ★最重要:日銀金融政策決定会合+展望レポート (基本的見解は10/30公表) | 年4回の物価・経済見通しの更新回。利上げ観測が動けば変動10年の利率にも響きうる |
| 通月 | 財務省:個人向け国債の募集 | 毎月募集のため、9月でも10月でも購入機会あり |
※ 日銀会合・FOMCの日程は各公式発表に基づきます。経済指標の発表日は変更されることがあるため、直前に公式カレンダーでご確認ください。
📚 個人向け国債を扱う主要証券会社
元本保証の個人向け国債(変動10年・現行1.95%)を取り扱う主要証券会社です。口座開設や購入の判断はご自身でご確認ください。
マネックス証券(NTTドコモグループ)
個人向け国債も購入手数料0円・米国債/投信にも強い
岩井コスモ証券
個人向け国債(変動10年・固定5年)を取扱。米国株/外国債券にも対応。
① なぜ「秋は月末が山場」なのか:10月は年4回の展望レポート回
日銀の金融政策決定会合は年8回ありますが、そのうち展望レポート(経済・物価情勢の展望)が公表されるのは1月・4月・7月・10月の年4回だけです。
- 展望レポートでは、日銀自身の物価と経済成長の見通しが数字つきで更新されます
- 見通しが更新される回は市場の注目が特に集まりやすいとされています(展望回に必ず政策が動くわけではありません)
- 2026年秋の展望回が10/29-30で、その次の会合は12/17-18です
- 会合と利率の関係の基本は 日銀会合と個人向け国債の利率 で解説しています
② 9月会合と10月会合の違い:展望レポートの有無
同じ「日銀会合」でも、9月と10月では位置づけが少し違います。
| 9/17-18の会合 | 10/29-30の会合 | |
|---|---|---|
| 展望レポート | なし | あり(10/30に基本的見解公表) |
| 性格 | 足元の経済・物価の点検が中心 | 見通しそのものを更新する回 |
| 直前の米FOMC | 9/15-16(前週) | 10/27-28(前日まで) |
なお、政策金利は2026年6月16日に0.75%→1.00%へ引き上げられたばかりです。次がいつかは断定できませんが、「見通しが更新される10月末」がチェックポイントになる、というのが今秋の見取り図です(7月分は 7月イベント一覧 へ)。
③ 米イベントの波及ルート:米金利→ドル円→物価→日銀
FOMCや米CPIは米国の話ですが、次のルートで日本の金利にもつながりえます。
- 米金利が高止まりすると日米金利差から円安に振れやすいとされ、円安は輸入物価を通じて日本の物価を押し上げる方向に働きえます。物価が上がれば日銀が利上げを検討する材料が増える、という間接的なつながりです
- ただし為替や金利が理屈どおりに動くとは限りません。詳しくは 円安と個人向け国債 へ
④ で、個人向け国債にはどう効く?
イベントで金利が動いても、個人向け国債の持ち主が慌てる必要はほとんどありません。しくみ上、次のようになっているからです。
- 値下がりしない:個人向け国債は額面で発行・償還される元本保証の商品で、価格変動がありません。金利上昇で値下がりする通常の債券(利上げで債券価格が下がる理由)とはここが違います
- 変動10年は利率が追随:利率は基準金利×0.66・半年ごとに見直し(最低0.05%保証)。現行は年1.95%(2026年10月発行分)です
- 固定型は購入時の利率で確定:固定5年2.24%・固定3年1.96%(同時点)。今後金利が上がっても固定型は途中から利率が上がらない点に注意
- 利子には20.315%の税金がかかります。手取りは 日本国債シミュレーター で試算できます
- 毎月募集のため、「結果を見て翌月に買う」「時期を分けて買う」選び方も可能。利率の推移は 個人向け国債の利率推移 をどうぞ
よくある質問
Q. 10月の日銀会合はなぜ「最重要」なのですか?
年4回だけの展望レポートが公表される回だからです(10/29-30開催・基本的見解は10/30公表)。物価見通しの更新は市場の利上げ観測を左右しやすいとされています。
Q. 日銀が利上げしたら、持っている個人向け国債は値下がりしますか?
値下がりしません。個人向け国債は元本保証で価格変動のない商品です。むしろ変動10年は半年ごとの見直しで利率が金利上昇に追随する設計です。
Q. 米FOMCは日本の国債に関係ありますか?
直接ではなく間接的に関係しえます。米金利→ドル円→輸入物価→日銀の判断というルートで、日本の金利や個人向け国債の利率に波及する可能性があります。
Q. イベントの前と後、どちらで買うのがよいですか?
金利の動きは事前に分からないため、どちらが得かは断定できません。個人向け国債は毎月募集なので、結果を見てから翌月に買う、時期を分けて買うといった方法があります。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。金利・為替の見通しは不確実で、本記事は将来の金利を予想・断定するものではありません。日程や個人向け国債の利率・条件は変更されることがあります。最新情報は日本銀行・財務省・FRB・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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