【そもそもの話】個人向け国債は途中でやめられる?
中途換金でいくら戻るか

✅ そもそも10年間ずっと拘束されるのか
✅ 中途換金でいくら差し引かれるか(計算式)
100万円の実額例で「最悪でもこれだけ」を可視化
先に結論:

📚 個人向け国債を扱う主要証券会社

中途換金にも対応する個人向け国債(変動10年・現行1.80%)を取り扱う主要証券会社です。口座開設や購入の判断はご自身でご確認ください。

マネックス証券(NTTドコモグループ)

個人向け国債も購入手数料0円・米国債/投信にも強い

公式サイト

岩井コスモ証券

個人向け国債(変動10年・固定5年)を取扱。米国株/外国債券にも対応。

公式サイト

① 「10年間やめられない」は誤解

「変動10年」という名前から、10年間お金が完全に拘束されると思って申し込みをためらう人は少なくありません。でも、そもそもこれは誤解です。

つまり実質的な「動かせない期間」は最初の1年だけ。2年目以降は「いつでも額面で戻せる置き場所」として使えます。

② 中途換金のしくみ:市場で売るのではなく「国が額面で買い取る」

ここが個人向け国債の大きな特徴です。通常の債券は満期前に手放すとき市場で売るため、そのときの金利次第で値下がりして損をすることがあります(利上げで債券価格が下がるしくみ)。個人向け国債は違います。

※ 0.79685は税率20.315%を差し引いた後の割合(1−0.20315)です。ざっくり言えば「直近1年分の税引後利子をお返しして解約する」イメージです。

中途換金できる期間(変動10年の例) 最初の1年 原則換金不可 1年経過後〜満期まで:いつでも換金OK 国が額面で買取(元本割れしない設計・手数料0円) 発行 1年 10年(満期) ※ 1年未満でも保有者の死亡・大規模災害時は例外的に換金可能
実質的に動かせないのは最初の1年だけ。以降は満期までいつでも額面で換金できます

③ 100万円だと「最悪でもいくら引かれる?」実額例

100万円を変動10年(年1.80%=2026年8月適用の初回利率)で持ち、途中で全額換金した場合の概算です。

項目金額(概算)
額面(元本)100万円(そのまま戻る)
直前2回分の利子(税引前)相当額100万円×1.80%×半年×2回=18,000円
中途換金調整額18,000円×0.79685≒約14,343円
換金時の受取イメージ約100万円+経過利子相当額−約14,343円

満期まで持った場合の手取りは 日本国債シミュレーター で試算できます(税20.315%込み)。

④ ただし「1年未満」は原則換金できない

正直に書いておくと、発行から1年間は原則として中途換金できません

⑤ 「拘束が怖い」人への現実的な考え方

ここまでを踏まえると、「10年拘束が怖い」への現実的な答えはシンプルです。

よくある質問

Q. 個人向け国債は途中で解約できますか?

はい。発行から1年経過すればいつでも中途換金できます。国が額面で買い取るため、市場価格による値下がりはなく、元本割れしない設計です。

Q. 中途換金するといくら差し引かれますか?

直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。100万円・年1.80%なら概算で約14,343円です。元本は割れません。

Q. 1年未満でも換金できるケースはありますか?

原則不可ですが、保有者が亡くなった場合と大規模災害で被害を受けた場合は例外的に換金できます。

Q. 一部だけ換金することはできますか?

できます。1万円単位で一部換金が可能で、残りはそのまま保有を続けられます。手数料は0円です。

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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。記載の利率(変動10年1.80%・固定5年1.95%・固定3年1.56%=2026年8月適用)や中途換金の条件・調整額は将来変わる可能性があり、実額例はあくまで概算です。実際の受取額・手続きは財務省・各金融機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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