【2026年8月の国債まとめ】固定5年「2%」突破|日経は一時6万6千円に
9月発行分の利率上昇・為替介入の余波・今月の予定を時系列で(随時更新)
📅 公開:2026/8/5 / 8/5追記:日経平均が一時2,200円超の急騰/日米が円買いの協調介入を実施と報道/ 8月中の動きはこの記事に随時追記します。6〜7月の経緯は 【2026年6,7月の国債まとめ】 へ。
- 財務省が8/5に発表した2026年9月発行分で、固定5年は年2.06%=税引前でついに2%を突破。変動10年1.87%・固定3年1.71%と3タイプ揃って上昇しました(詳細解説)
- 募集期間は8月6日〜8月31日(発行日9/15)。期間内ならいつ申し込んでも利子は同じです
- 7月末は株の暴落・為替介入(約5円の円高)・日銀の利上げ見送りと「金利の下押し材料」が並びましたが、長期金利の上昇が勝って利率は上昇——日銀が動かなくても市場金利で利率は動く、が今月の教訓です
- 【8/5追記】朝方に日経平均が一時2,200円超の急騰(中東緊張緩和期待)。また7月末の円買い介入は日米協調だったと報道——ベセント米財務長官は「日本を支えるために必要なことは何でもする」と円安を問題視しています
- 持っている個人向け国債は株価・為替と無関係(額面保証)。影響があるのは「これから買う人の利率」だけです
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① 8月の動き(時系列・新しい順)
| 日付 | 出来事 | 国債への意味 |
|---|---|---|
| 8/6(木) | 9月発行分の募集開始(〜8/31) | 固定5年2.06%・変動10年1.87%で申込可能に |
| 8/5(水) | 財務省が9月発行分の利率を発表。固定5年2.06%=2%突破・変動10年1.87%・固定3年1.71% | 3タイプ揃って前月から上昇。詳細解説 |
| 8/5(水)朝 | 日経平均が一時2,200円超の急騰で6万6千円台に。ベセント米財務長官が「ホルムズ海峡の開放に向けたイランとの合意が近い可能性」に言及し、中東緊張緩和への期待で買い戻し(出典:TBS NEWS DIG 8/5) | 暴落でも急騰でも持っている国債は動きません。株の乱高下こそ守り資産の出番 |
| 8/4(火) | ベセント米財務長官が円安を問題視:「問題なのは円の水準」「日本を支えるために必要なことは何でもする」。円は7/23に一時164円近辺(1986年以来・約40年ぶり安値)→「米国と日本は数日前に円買いの協調介入を実施した」と報道。8/4は157円50銭前後(出典:Bloomberg 8/4) | 7/30の介入は日米協調だったことが報道ベースで確定的に。異例の米国支援は円安(=輸入インフレ→利率上昇圧力)の転換点になるか注目 |
| 7/31(金) | 日銀会合は政策金利1.0%に据え置き(利上げ見送り)。同日まで円買い介入観測が連日続く | 「利上げ見送り=利率下押し」と見られたが結果は逆(下記②)。解説 |
| 7/30(木)夜 | 政府・日銀がNY市場で大規模な円買い為替介入と報道。162円台→一時157円台の約5円円高。米財務省も介入の可能性を銀行に通知とロイター報道(日米協調観測) | 持っている国債(円建て)には影響なし。ドル建て資産は円換算で目減り |
| 7/28(火) | 韓国KOSPI−10.84%の大暴落→日経平均−2,566円 | 個人向け国債は値下がりせず。解説 |
※ 6月の日銀利上げ(政策金利1.00%へ)から7月までの経緯は 【2026年6,7月の国債まとめ】 にまとめています。
② 株安・円高でも利率が上がった——今月いちばん大事な話
7月末の時点では、株の暴落(安全資産買い→金利低下)・円高(インフレ圧力低下)・日銀の利上げ見送りと、教科書どおりなら利率の下押し材料が3つ並んでいました。当サイトもそう解説していました。結果は3タイプとも上昇です。
- 個人向け国債の利率は市場で取引される国債の利回り(長期金利)から機械的に決まります(変動10年=基準金利×0.66。今回の基準金利は2.83%)
- 株安の「金利低下圧力」より、国債増発の観測・財政への警戒・日銀の利上げ継続方針といった「金利上昇圧力」が強かった——という市場の判断です
- 教訓:「日銀が利上げを見送る=利率が下がる」ではない。長期金利は市場が決めます(しくみは 基準金利×0.66の解説)
- 当サイトの7月末の「下押し」見立ては外れました。予想は当てにせず、毎月の発表値(金利推移)で確認するのが確実です
③ 今月の予定
| 日付 | 予定 | ポイント |
|---|---|---|
| 8/6〜8/31 | 9月発行分の募集期間 | 期間内ならいつ申し込んでも利子は同じ(買い方) |
| 8月末ごろ | 財務省が7月分の為替介入実績を公表 | 7/30の介入が「あったか・いくらか」が正式に判明します |
| 8/31(月) | 9月発行分の募集最終日 | 固定5年2.06%で申し込める最後の日 |
| 9月上旬 | 10月発行分の利率発表 | 上がるか下がるかは長期金利しだい(当サイトで毎月更新) |
| 9/15(火) | 9月発行分の発行日 | 利子はここから起算(利払日は毎年3/15・9/15) |
お盆で帰省するこの時期は、家族とお金の置き場所を話すきっかけにも。持っている国債の確認方法は 残高・利率の確認方法、災害時や万一のときの扱いは 電子記録と災害時の換金特例 をどうぞ。
よくある質問
Q. いま持っている国債の利率も2.06%に上がりますか?
固定型(固定5年・固定3年)は購入時の利率のまま満期まで変わりません。変動10年は半年ごとの見直しでその時点の基準金利×0.66に更新されるため、金利上昇の恩恵を受けられます(購入回の利払スケジュールによります)。
Q. 2%を超えたいまが「買い時」ですか?
利率は歴史的な高水準ですが、来月さらに上がる可能性も、下がる可能性もあります。「当面使わないお金の置き場所」として、金額と期間で判断するのが基本です(タイプ別の選び方/シミュレーター)。
Q. 株や為替がまた荒れたら、国債は大丈夫?
個人向け国債は市場価格で売買されないため、株安・円高・円安で値下がりすることはありません(額面発行・額面償還・元本保証)。影響を受けるのは「これから決まる利率」だけです。
関連ページ
利率が2%を突破!(9月発行分)
固定5年2.06%の実額・買い方を詳しく。
金利推移変動10年 金利推移
最新の適用利率を毎月更新(2026年9月=1.87%)。
前月まとめ【2026年6,7月の国債まとめ】
日経7万円・日銀利上げから株暴落までの経緯。
日本国債個人向け日本国債 シミュレーター
変動10年・固定5年・固定3年の手取りを計算。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。記載の利率(固定5年2.06%・変動10年1.87%・固定3年1.71%=2026年9月発行分)は募集ごとに見直され、将来の利率・受取額を保証するものではありません。市場・為替・金融政策に関する記述は2026年8月5日時点の報道等に基づきます。最新情報は財務省・日本銀行・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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