個人向け国債の利率が「2%」を突破!
固定5年2.06%・変動10年1.87%・固定3年1.71%【9月発行分・募集は8/6〜31】
📅 公開:2026/8/5 / 出典:財務省「個人向け国債の発行条件等」報道発表(2026年8月5日・2026年9月発行分)ほか
- 財務省が発表した2026年9月発行分で、固定5年の利率は年2.06%=税引前でついに2%を突破(税引後は約1.64%)。先月の1.95%=「約2%」から、名実ともに2%台に乗りました
- 変動10年は1.87%(税引後約1.49%)・固定3年は1.71%(税引後約1.36%)と、3タイプ揃って前月から上昇
- 100万円を固定5年に置くと、利子は年約16,415円(税引後)・5年で約82,076円。普通預金0.2%(年約1,594円)との差は年約1.5万円
- この利率が適用される募集期間は8月6日〜8月31日(発行日9/15)。期間内なら初日に申し込んでも最終日でも受け取る利子は同じです
- 7月末の株の暴落・円高・日銀の利上げ見送りと「下押し材料」が並んだのに上昇——理由は長期金利そのものの上昇です(本文③)
📚 「2%超え」の個人向け国債を購入手数料0円で買える証券会社
個人向け国債(固定5年2.06%・変動10年1.87%)は、どの金融機関で買っても利率・購入手数料は同じです。代表的な証券会社はこちら。
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① 財務省が発表した最新利率:固定5年がついに2%超え
財務省が2026年8月5日に発表した個人向け国債(2026年9月発行分)の利率は次のとおりです。
| タイプ | 利率(税引前) | 税引後 | 前月(8月発行分)から |
|---|---|---|---|
| 固定5年(第185回) | 2.06% | 約1.64% | 1.95% → 2%突破 |
| 変動10年(第197回) | 1.87% | 約1.49% | 1.80% → 上昇 |
| 固定3年(第195回) | 1.71% | 約1.36% | 1.56% → 上昇 |
- 募集期間:2026年8月6日〜8月31日/発行日:9月15日/利払日:毎年3月15日・9月15日
- 固定5年の2.06%は、先月の「約2%(1.95%)」から名実ともに2%の大台超え。個人向け国債として歴史的な水準です
- 変動10年はこの1年で約1.9倍(0.97%→1.87%)に上昇(推移は 変動10年 金利推移)
※ 税引後は利子への課税20.315%を差し引いた概算(税引前×0.79685)。固定5年2.06%の税引後は正確には1.6415110%です。
② 「2%」の実額:100万円を置くと年いくら?
利率だけではピンと来ないので、100万円を1年間置いた場合の利子(税引後・概算)で比べます。
| 置き場所 | 年間の利子(税引後) | 備考 |
|---|---|---|
| 固定5年 2.06% | 約16,415円 | 5年間の累計で約82,076円(利率は満期まで固定) |
| 変動10年 1.87% | 約14,901円 | 半年ごとに利率見直し=さらなる金利上昇に追随 |
| 固定3年 1.71% | 約13,626円 | 3年間固定 |
| 普通預金 0.2%の例 | 約1,594円 | 固定5年との差は年約1.5万円 |
- 個人向け国債は元本保証・購入手数料0円・1万円から購入できます(手数料の全リスト)
- 利子には20.315%の税金がかかります(しくみは 20.315%ってなに?)
- 8月発行分(固定5年1.95%)で申し込んだ方も損ではありません——期間内申込の利子は同条件で、当時としては最高水準でした(8月発行分の記録)
ご自身の金額での試算は 個人向け日本国債シミュレーター でできます。
③ 株安・円高なのに、なぜ上がった?——正直な解説
実は当サイトは7月末、「株の暴落・急激な円高・日銀の利上げ見送りは、どれも次の利率の下押し材料」と解説していました。結果は逆で、3タイプとも上昇です。何が起きたのかを正直に整理します。
- 個人向け国債の利率は日銀の政策金利で直接決まるのではなく、市場で取引される国債の利回り(長期金利)から機械的に算出されます(変動10年=基準金利×0.66)
- 今回の基準金利(10年固定利付国債の入札ベース)は2.83%。株安による「安全資産買い→金利低下」よりも、国債の増発観測・財政への警戒・利上げ継続方針といった「金利を押し上げる力」が勝った形です
- つまり「日銀が利上げを見送っても、長期金利は市場の判断で上がる」——これが今回の教訓です。7月末の下押し予想は外れました。お詫びして訂正します
- 一連の経緯(株暴落・為替介入・日銀据え置き→利率上昇)は 【2026年8月の国債まとめ】 で時系列に追えます
④ 固定5年と変動10年、どっちを選ぶ?
目先の利率は固定5年(2.06%)が上ですが、単純な優劣ではありません。
| 考え方 | 向くタイプ |
|---|---|
| いまの「2%超え」を5年間確定させたい/使う時期が5年以内に決まっている | 固定5年 2.06% |
| この先も金利上昇が続くと考える/長く置ける | 変動10年 1.87%(半年ごとに利率が追随) |
| 3年以内に使う予定がある | 固定3年 1.71% |
- どのタイプも元本保証・発行1年後から中途換金可能(直前2回分の利子相当額の調整あり・元本割れしない設計)
- 定期預金との比較は 国債 vs 定期預金、金利全体の見取り図は 国債金利 完全ガイド へ
⑤ 買い方:募集は8月6日〜31日
- この利率で買えるのは募集期間=8月6日〜8月31日の申込分(発行日9/15)
- 期間内であればいつ申し込んでも利子は発行日から起算=初日でも最終日でも同額。慌てる必要はありません
- 銀行・証券会社どこで買っても利率・購入手数料(0円)は同じ。違いは使い勝手です(どこで買う?銀行と証券会社の違い/マネックス証券での買い方)
- 9月発行分を逃しても、毎月募集があります。ただし利率は毎月見直されるため、10月発行分が同じ水準とは限りません(上下どちらもあり得ます)
よくある質問
Q. 「利率2%突破」というのは正確にはいくつですか?
固定5年の税引前2.06%を指しています。利子には20.315%の税金がかかるため、税引後は約1.64%(正確には1.6415110%)です。
Q. いま申し込むと、いつからいくらもらえますか?
8/6〜8/31の申込分は9月15日発行。利子は発行から半年ごと(3月15日・9月15日)に支払われ、100万円を固定5年(2.06%)に置いた場合の初回(半年分)は税引後で約8,208円が目安です(概算)。
Q. 8月発行分(1.95%)で買ってしまいました。損ですか?
結果的に9月発行分の利率が上ですが、申込時点では知り得なかったことで、1.95%も当時の最高水準でした。利率差は100万円で年約880円(税引後)です。どうしても気になる場合も、固定5年の中途換金は発行1年後からなので、まずは落ち着いて。毎月の利率は金利推移ページで確認できます。
Q. 10月発行分はもっと上がりますか?
確定的なことは言えません。利率は毎月、市場金利(長期金利)をもとに見直されます。今回「株安・円高でも上昇」したように、事前の予想は外れることがあります。10月発行分の利率は9月上旬に財務省から発表され、当サイトでも毎月更新します。
Q. 途中で解約できますか?
発行から1年経てば中途換金できます。直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれますが、元本割れしない設計です。
関連ページ
個人向け日本国債 シミュレーター
変動10年・固定5年・固定3年の手取りを計算。
金利推移変動10年 金利推移
最新の適用利率を毎月更新(2026年9月=1.87%)。
時事【2026年8月の国債まとめ】
固定5年2%突破・為替介入の余波を時系列で。
記録8月発行分の記録(固定5年1.95%)
「約2%」に到達した前月分の解説はこちら。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。記載の利率(固定5年2.06%・変動10年1.87%・固定3年1.71%=2026年9月発行分)は募集ごとに見直され、将来の利率・受取額を保証するものではありません。金額はすべて税引後の概算です。最新の発行条件は財務省・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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