個人向け国債の利率が「約2%」に上昇!
固定5年1.95%・変動10年1.80%・固定3年1.56%【8月発行分・募集は7/31まで】
📅 公開:2026/7/7 / 出典:財務省「個人向け国債」発行条件(2026年8月発行分)ほか
- 財務省が発表した2026年8月発行分で、固定5年の利率は年1.95%=税引前でおよそ2%の水準に到達(税引後は約1.55%)
- 変動10年は1.80%(税引後約1.43%)・固定3年は1.56%(税引後約1.24%)と、3タイプ揃って前月から上昇
- 100万円を固定5年に置くと、利子は年約15,539円(税引後)・5年で約77,693円。普通預金0.2%(年約1,594円)との差は歴然
- この利率が適用される募集期間は7月6日〜7月31日(発行日8/17)。期間内なら初日に申し込んでも最終日でも受け取る利子は同じ
- 背景は日銀の利上げ(6/16に政策金利1.00%へ)。経緯は 2026年6,7月の国債まとめ で解説しています
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① 財務省が発表した最新利率:3タイプすべて上昇
財務省が2026年7月に発表した個人向け国債(2026年8月発行分)の利率は次のとおりです。
| タイプ | 利率(税引前) | 税引後 | 前月(7月発行分)から |
|---|---|---|---|
| 固定5年(第184回) | 1.95% | 約1.55% | 1.86% → 上昇 |
| 変動10年(第196回) | 1.80% | 約1.43% | 1.74% → 上昇 |
| 固定3年(第194回) | 1.56% | 約1.24% | 1.51% → 上昇 |
- 募集期間:2026年7月6日〜7月31日/発行日:8月17日
- とくに固定5年の1.95%は「税引前でおよそ2%」。個人向け国債でこの水準は、ここ数年で見られなかった高さです
- 変動10年はこの1年で約1.8倍(1.00%→1.80%)に上昇(推移は 変動10年 金利推移)
※ 税引後は利子への課税20.315%を差し引いた概算(税引前×0.79685)。固定5年1.95%の税引後は正確には1.5538575%です。
② 「約2%」の実額:100万円を置くと年いくら?
利率だけではピンと来ないので、100万円を1年間置いた場合の利子(税引後・概算)で比べます。
| 置き場所 | 年間の利子(税引後) | 備考 |
|---|---|---|
| 固定5年 1.95% | 約15,539円 | 5年間の累計で約77,693円(利率は満期まで固定) |
| 変動10年 1.80% | 約14,343円 | 半年ごとに利率見直し=さらなる利上げに追随 |
| 固定3年 1.56% | 約12,431円 | 3年間固定 |
| 普通預金 0.2%の例 | 約1,594円 | 固定5年との差は年約1.4万円 |
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- 利子には20.315%の税金がかかります(しくみは 20.315%ってなに?)
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③ なぜここまで上がった?——日銀利上げのドミノ
今回の利率上昇は偶然ではなく、日銀の利上げが波及した結果です。
- 2026年6月16日、日銀は政策金利を0.75%→1.00%(約31年ぶりの水準)へ引き上げ
- 政策金利↑ → 長期金利(10年国債利回り)↑ → 個人向け国債の利率↑というドミノ倒しの関係(変動10年は「基準金利×0.66」で決まる)
- その結果が、今回の「固定5年 約2%・3タイプ揃って上昇」という数字に表れました
- 次の注目は7/30・31の日銀金融政策決定会合(展望レポート回)。さらなる利上げがあれば、利率は先へも上昇方向です
6月の株価乱高下から利上げ、利率上昇までの一連の流れは 【2026年6,7月の国債まとめ】日経が史上初7万円台に で、日銀会合と利率の関係は 日銀会合で国債の利率はどうなる? で詳しく解説しています。7月のイベント日程は 2026年7月・国債イベントカレンダー をどうぞ。
④ 固定5年と変動10年、どっちを選ぶ?
目先の利率は固定5年(1.95%)が上ですが、単純な優劣ではありません。
| 考え方 | 向くタイプ |
|---|---|
| いまの「約2%」を5年間確定させたい/使う時期が5年以内に決まっている | 固定5年 1.95% |
| この先も利上げが続くと考える/長く置ける | 変動10年 1.80%(半年ごとに利率が追随) |
| 3年以内に使う予定がある | 固定3年 1.56% |
- どのタイプも元本保証・発行1年後から中途換金可能(直前2回分の利子相当額の調整あり・元本割れしない設計)
- 定期預金との比較は 国債 vs 定期預金、金利全体の見取り図は 国債金利 完全ガイド へ
⑤ 買い方:募集は7月31日まで
- この利率で買えるのは募集期間=7月6日〜7月31日の申込分(発行日8/17)
- 期間内であればいつ申し込んでも利子は発行日から起算=初日でも最終日でも同額。慌てる必要はありません
- 銀行・証券会社どこで買っても利率・購入手数料(0円)は同じ。違いは使い勝手です(どこで買う?銀行と証券会社の違い/マネックス証券での買い方)
- 8月発行分を逃しても、毎月募集があります。ただし利率は毎月見直されるため、9月発行分が同じ水準とは限りません
よくある質問
Q. 「利率2%」というのは正確にはいくつですか?
固定5年の税引前1.95%を指しています(およそ2%)。利子には20.315%の税金がかかるため、税引後は約1.55%(正確には1.5538575%)です。
Q. いま申し込むと、いつからいくらもらえますか?
7/6〜7/31の申込分は8月17日発行。利子は発行から半年ごとに支払われ、100万円を固定5年(1.95%)に置いた場合の初回(半年分)は税引後で約7,769円が目安です(概算)。
Q. 9月発行分はもっと上がりますか?
確定的なことは言えません。利率は毎月の市場金利(長期金利)をもとに見直されるため、7/30・31の日銀会合の結果しだいで上下どちらもあり得ます。「金利が上がるまで待つ」判断の考え方は本文④も参考にしてください。
Q. 途中で解約できますか?
発行から1年経てば中途換金できます。直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれますが、元本割れしない設計です。
関連ページ
個人向け日本国債 シミュレーター
変動10年・固定5年・固定3年の手取りを計算。
金利推移変動10年 金利推移
最新の適用利率を毎月更新(2026年8月=1.80%)。
時事【2026年6,7月の国債まとめ】
日経7万円・日銀利上げ1.0%から利率上昇までの一連の流れ。
カレンダー2026年7月・国債イベント一覧
利率発表・募集期間・日銀会合を日付順に。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。記載の利率(固定5年1.95%・変動10年1.80%・固定3年1.56%=2026年8月発行分)は募集ごとに見直され、将来の利率・受取額を保証するものではありません。金額はすべて税引後の概算です。最新の発行条件は財務省・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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