【金融庁が点検へ】銀行・信金の「国債含み損」はなぜ起きる?
預金者が心配すべきこと・しなくていいこと——個人向け国債に含み損がない理由

📅 公開:2026/9/4 / 出典:共同通信(9/3)/ 続報が出しだい追記します。

何が報じられたかと、含み損が起きるしくみ
✅ 預金者が心配すべきこと・しなくていいことの整理
✅ 同じ国債でも個人向け国債に含み損がない理由
先に結論:

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① 何が報じられた?

② 「含み損」はなぜ起きる?——金利と債券価格のシーソー

国債は「利率が固定された借用証書」です。市場金利が上がると、昔の低い利率の国債は魅力が下がり、売るなら値引きが必要=価格が下がります。持ったままなら損は確定しませんが、帳簿上は「いま売ったらこれだけ損」=含み損として計上されます。

残存期間金利が1%上がった場合の価格変化(概算)10億円分の含み損
2年約−2%約2,000万円
5年約−4.5%約4,500万円
10年約−8〜9%約8,000〜9,000万円
20年約−15%約1.5億円

③ 預金者が心配すべきこと・しなくていいこと

結論理由
預金が減る?心配不要含み損は信金側の評価損。預金残高には無関係
信金が破綻したら?1,000万円+利息までは保護預金保険制度。超える部分は破綻処理の状況次第(ペイオフと国債
1つの信金に1,000万円超を置いている分散を検討平時でも預金保険の上限を意識するのが基本
持っている個人向け国債は?含み損は出ない市場価格がなく、中途換金は額面ベース
窓口で買った「利付国債・新窓販国債」は?含み損はありうる市場価格で売却するタイプ。満期まで持てば額面(違いの解説

④ 同じ「国債」なのに、個人向け国債に含み損がない理由

よくある質問

Q. 信用金庫に含み損があると、預けている預金は減りますか?

減りません。含み損は信金が保有する国債の評価上の損失で、預金者の預金残高とは無関係です。万一その金融機関が破綻した場合でも、預金保険により1金融機関あたり元本1,000万円+利息まで保護されます。

Q. 含み損と実現損は何が違いますか?

含み損は「いま売ったら出る損失」で、満期まで持てば額面で償還されるため損は確定しません。実現損は実際に売却して確定した損失です。問題になるのは、資金繰りなどで満期前に売らざるを得なくなった場合です。

Q. 私が持っている個人向け国債にも含み損は出ますか?

出ません。個人向け国債には市場価格がなく、中途換金は額面ベース(直前2回分の利子相当額の調整のみ)です。金利が上がって値下がりするのは、市場で売買される国債(利付国債・新窓販国債など)です。

Q. 金利が1%上がると、10年国債の価格はどれくらい下がりますか?

残存10年の国債なら、金利1%の上昇で価格はおおむね8〜9%下がります(残存期間が長いほど大きく下がります)。保有額が大きい金融機関ほど含み損の額も大きくなります。

Q. 預金者として何かしたほうがいいですか?

1つの金融機関に1,000万円を超えて置いているなら、預金保険の上限を意識して分散するのが基本です。それ以外に慌てて動く必要はありません。国債そのものが心配な場合は、額面保証の個人向け国債という選択肢もあります。

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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却や借入を推奨するものではありません。記載の利率(変動10年1.95%・固定5年2.24%・固定3年1.96%=2026年10月発行分)は募集ごとに見直され、将来の利率・受取額を保証するものではありません。金額はすべて概算です。最新情報は財務省・日銀・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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