【2026年10月の国債まとめ】変動10年が初の2%台・固定5年2.39%
11月発行分の利率・長期金利3%台・10/29-30日銀会合を時系列で(随時更新)
📅 公開:2026/10/7 / 10月中の動きはこの記事に随時追記します。9月の経緯(日銀1.25%へ利上げ・長期金利3%突破)は 【2026年9月の国債まとめ】 へ。
- 財務省が10/7に発表した2026年11月発行分は、変動10年2.05%=初の2%台・固定5年2.39%・固定3年2.07%と3タイプ揃って2%台(詳細解説)
- 募集期間は10月8日〜10月30日(発行日11/16)。期間内ならいつ申し込んでも利子は同じ=10/29-30の日銀会合を見てから申し込めます
- 背景は長期金利の3%台定着(10/2引値3.100%・10年債の表面利率も3.1%に)と米10年債の5%台、日銀の追加利上げ観測
- 持っている個人向け国債は値下がりしません。影響があるのは「これから買う人の利率」と、変動10年の次回見直しです
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① 10月の動き(時系列・新しい順)
| 日付 | 出来事 | 国債への意味 |
|---|---|---|
| 10/22(木) | 長期金利の引値が2.880%(前日比−0.010)。米10年債は終値4.955%(−0.165)と約1か月ぶりに5%割れ・30年5.282%、ドル円156.9円(出典:三井住友銀行マーケット情報〈QUICK〉・米財務省) | 12月発行分の変動10年は基準2.88%なら機械計算で約1.90%=2%割れが濃厚。米金利低下→日本の金利も上がりにくい(米金利5%台の記事) |
| 10/16(金) | 日経平均は898円高の65,324円と7営業日ぶりに反発(AI向けクラウド大手の反発・前日の反動)。長期金利は2.930%へ小幅上昇。米10年債は15日終値5.07%(−0.114)(出典:共同通信・読売 10/16、QUICK) | 週間では3,706円安。12月発行分の変動10年は基準2.93%なら約1.93%=2%割れの可能性が続く |
| 10/15(木) | 財務省が新窓販5年債(第188回)の表面利率を2.4%・応募者利回り2.312%・募集価格100円38銭に(募集10/19〜30・発行11/12) | 個人向け固定5年2.39%とほぼ同水準(新窓販との違い) |
| 10/15(木) | 日経平均が終値3,318円安(−4.90%)の64,425円=歴代3位の下げ幅・一時3,000円超安・6日続落。米SOX4.2%安・コアウィーブ社債急落(AI投資の資金調達不安)・米CPI加速(前年比3.7%)・原油高。長期金利は終値2.890%(9/9以来の低水準)へ低下(出典:共同通信・ロイター・NHK・日経 10/15) | 株安→国債買いが2日連続。12月発行分の変動10年は基準2.89%なら約1.91%=2%割れが現実味(下落の理由と影響) |
| 10/13(火) | 長期金利が一時2.995%=3週ぶりの3%割れ(引値3.000%)。日経平均は1,253円安の67,777円で半導体株に売り集中。米10年債は日本時間に5.19%台へ低下(出典:日本経済新聞・共同通信 10/13、QUICK) | 株安→国債買いの「債券のヘッジ機能」。12月発行分の変動10年は基準3.00%なら約1.98%=2%割れの可能性(理由の考察) |
| 10/9(金) | 長期金利の引値が3.010%(前日比−0.070)へ低下。米10年債は終値5.233%・30年5.600%(FRB 10/8は10年5.22%)、ドル円158.6円(出典:三井住友銀行マーケット情報〈QUICK〉・FRB H.15) | 3%台は維持。12月発行分の変動10年は、この水準(基準3.01%)なら機械計算で約1.99%=2%割れもあり得る(決まり方) |
| 10/7(水) | 財務省が新窓販10年債(第384回)の募集価格を100円39銭・応募者利回り3.048%(税引後2.421%)に設定(表面利率3.1%・募集10/9〜28・発行11/10) | 表面利率3.1%でも額面超の価格のため利回りは3.05%(新窓販との違い) |
| 10/7(水) | 財務省が11月発行分の利率を発表。変動10年2.05%(基準金利3.10%×0.66)=初の2%台・固定5年2.39%・固定3年2.07%。募集は10/8〜30・発行11/16(出典:財務省 10/7) | 3タイプ揃って2%台は初。当サイトの機械計算(約2.05%)どおり。詳細解説 |
| 10/6(火) | 財務省が10月新規発行の10年物国債の表面利率を年3.1%に設定(前月2.7%・1996年8月以来30年2か月ぶり)。新発10年債利回りは9月下旬に一時3.115%(出典:時事通信 10/6) | 市場で取引される国債の表面利率が3%台=長期金利3%台の定着を裏づけ(立場別の影響) |
| 10/2(金) | 長期金利の引値が3.100%。米10年債は終値5.279%・30年5.621%、ドル円157.8円(出典:三井住友銀行マーケット情報〈QUICK〉・FRB H.15) | 変動10年2%の条件(基準3.03%)を上回る水準が続く。米金利5%台の各メディアの見方は 反応まとめ |
| 10/1(木) | 財務省が新窓販2年債(第489回)の表面利率を2.0%に(前月1.7%・募集10/5〜28・応募者利回り1.923%) | 短い年限の金利も上昇。固定3年の2%超えを示唆していた(新窓販との違い) |
② 今月いちばん大事な話——「2%目前」が「2%台」になった
- 9月の10月発行分は「市場の一時3.0%」と「入札ベースの基準金利2.96%」のずれで1.95%止まりでした。10月は長期金利が3.1%前後で定着していたため、基準金利も3.10%となり、ずれなく2.05%に乗りました
- 利率を押し上げたのは、米10年債の5%台定着(原油高・米景気・財政懸念)と、日銀の追加利上げ観測です。変動10年が2%に乗るには基準金利3.03%が必要と当サイトが示してきた条件を、市場が上回った形です
- 持っている個人向け国債は値下がりしません(額面保証)。変動10年は次の半年見直しで2%台に追随します。固定型は満期まで不変です(立場別の影響一覧)
③ 今月の予定
| 日付 | 予定 | 注目点 |
|---|---|---|
| 10/8(木)〜30(金) | 11月発行分の募集期間 | 変動10年2.05%・固定5年2.39%で申込可能 |
| 10/15(木) | 新窓販5年債(第188回)の条件発表・9月発行分の発行日 | 5年金利の水準 |
| 10/27-28 | 米FOMC | 追加利上げの有無(市場は7割程度を織り込み) |
| 10/29-30(金) | 日銀金融政策決定会合+展望レポート | 追加利上げなら12月発行分以降に影響。11月発行分の利率は変わらない(イベント一覧) |
| 11月上旬 | 財務省が12月発行分の利率を発表 | 2%台が続くか |
| 11/16(月) | 11月発行分の発行日 | 初回の利子は2027年5月15日 |
よくある質問
Q. 10月29〜30日の日銀会合で利上げされたら、募集中の11月発行分の利率は変わりますか?
変わりません。11月発行分の利率(変動10年2.05%・固定5年2.39%・固定3年2.07%)は10月7日の発表時点で確定しており、募集期間中(10/8〜30)の利上げで変更されることはありません。反映されるのは早くて12月発行分からです。
Q. 変動10年が2%台になったのは初めてですか?
はい。個人向け国債の変動10年は2003年の発行開始以来、2%台の適用利率は初めてです。基準金利(10年国債の入札ベース)が3.10%まで上がり、×0.66で2.05%になりました。
Q. 12月発行分の利率はいつ発表されますか?
例年の流れでは11月上旬(11月発行分の募集終了直後)に財務省から発表されます。長期金利が3%台で続けば2%台が維持される計算で、当サイトでも発表当日に反映します。
関連ページ
変動10年2.05%=初の2%台・固定5年2.39%
11月発行分の詳細解説。100万円で年いくらか。
背景【長期金利3%超え】国債に影響は?
3%台定着の影響を立場別に。
米国【米金利5%台】各メディアはどう報じた?
米国債を買う人・持っている人への影響。
先月【2026年9月の国債まとめ】
日銀1.25%へ利上げ・長期金利3%突破。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却や借入を推奨するものではありません。記載の利率(変動10年2.05%・固定5年2.39%・固定3年2.07%=2026年11月発行分)は募集ごとに見直され、将来の利率・受取額を保証するものではありません。金額はすべて概算です。最新情報は財務省・日銀・各金融機関の公式サイトでご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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